はりきゅう解体新書 その7
こんにちは。
今日は五味(好む味)と五臓です。
前回説明した黄帝内経素問の第二十三、宣明五氣篇にこうあります。
五味の入る所、
酸は肝に入る
辛は肺に入る
苦は心に入る
甘は脾に入る
鹹は腎に入る とあります。
なお、辛とはとんがらしの辛さで鹹とは塩辛い味です。
具体的に言うと、例えば
肝臓が弱ると酸味のものが欲しくなり、酸味が肝臓を栄養します。
ところが酸味を食べ過ぎると肝臓を傷めてしまう。
やたらと甘いものが欲しくなる時は
脾臓が弱っています。
苦味のものは心臓に良い、聞いたことがありませんか。
塩分の取り過ぎは腎臓を弱める、
少しのピリ辛は肺を栄養し風邪を引きにくくなります。
激辛は駄目ですよ❕
かなり前の話ですが肝硬変のかなりひどい状態にある患者さんでしたが全ての食べ物に
ポン酢を大量にかけて食べている、と言われていました。
はりきゅう的にいうと肺や脾が弱っている人がとても多いと思います。
だから甘いものや辛いものが大好きな人が多いですね。
でも感情にしても五味にしても、ほどほどが大切です。
参考文献
黄帝内経素問(上) P.232
鍼灸医学典籍集成1 オリエント出版社 1985
