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お役立ち情報

辛いストレスと肩こり、、その改善方法とは!?

今ほど、肩や首がこっている時はないと思います。
その肩こりの最も大きな原因はストレスです。
そのストレスにどう向かえばいいか考えていきましょう!

目次

ストレスはない方がいい?それとも必要⁇

今の世の中、ストレスにあふれています。
特に新型コロナウイルスが蔓延してからは、皆さん、とても大きなストレスにさらされています。
マスク着用するだけでも大きなストレスですよね。
特に夏場は息苦しくなります。
でも自分でも感染しないか心配だし、また人の目も気になりますね。
また思うように外出や外食ができないことも大きなストレスです。
ストレスなんかなくなってしまえ! と思いますよね。
でもストレスは必要なんですよ。
例えば重力も動物にとってはストレスです。
手や足を上げるのは重力というストレスに逆らって上げるのです。
このストレスがなかったら宇宙の無重力状態になって生活出来ません。
だから生きていくのにいろいろなストレスは必要なんです。
しかし、必要以上のストレスがあると、人間のからだや心に悪い影響があります。



ストレスと肩こり

いろいろな必要以上のストレスがあり、それを発散できないでいるとイライラします。
すると肩や首がこってきます。
しかも自覚もなく、知らない間にこってきます。 
肩こりは万病のもと、ほっておくといろいろな病気の原因になってしまいます。
イライラして肩がこってくると頭痛やめまいを起こしやすくなります。
右の肩がこってくると肝臓の病気、左の肩がこってくると胃潰瘍や心臓病などの疑いもでてきます。
首のこりがきつくなると、脳梗塞になりやすくなります。 
ですから肩こりを予防することでいろいろな病気の予防になるのです。
そのためにもストレスの解消、もしくはストレスとのうまい付き合い方が大切になってきます。

心療内科と現代

現代はとてもストレスの多い社会です。
特にコロナウイルスが蔓延してからは皆さんとても大きなストレスをかかえています。
うつ病が増え、
心療内科を受診される方がとても多いようです。

心療内科を日本で初めて作った先生

今から50年ほど前に日本で初めて心療内科が創設されました。
作られた先生は池見酉次郎(ゆうじろう)先生です。
その先生が心療内科を作られる前のエピソードを紹介します。

池見先生は、毎日の診察や手術が忙しく気持ちがイライラし、ある日大量の吐血をされました。
そこで胃の手術が必要となり、入院することになりました。
そうなると不安と恐れ、あせりの気持ちでいっぱいになり、ますます体は弱っていきました。



気持ちと身体の関係

そこで池見先生は、気持ちをガラッと切り替えました。
どうせここまできたら仕方のないことと割り切って、逆のことを考えることにしました。
生まれて今日までの楽しいことばかりを思い浮かべて、ありありとイメージ一杯に拡げてみた。
最初は無理に思い出そうとしたが、次々と繰り返しているうちに、芋ずる式に楽しいこと、うれしいことが頭の中に浮かんできた。
そして数日がたって手術の日になり、念のために胃のレントゲン検査をしてみると、なんと胃潰瘍が治っていたのです。あれほど吐血をした自分の胃潰瘍が治ったのは、自分の心の持ち方ひとつだったという事実に、改めて感動されました。
その時から池見先生は、「心療内科」に対する情熱を持ち始めたのです。

改善方法はストレスに対しての心の持ち方を変えること!

ストレスに対する心の持ち方が肩こりだけでなく、これだけ体に影響を及ぼすのです。
では、どうすれば心の持ち方を切り替えられるでしょうか?

大谷翔平と中村天風

今話題で大活躍の大谷翔平選手、その彼がアメリカへ渡る前に熟読していた本があります。
それは、彼が心酔していた中村天風という人が書いた「運命を拓く(ひらく)」という本です。
この本は、おもに心の持ち方について書かれた本なのです。
いくら才能があっても異国の地で活躍するのは、大変なことです。
外国で生活するだけでも大きなストレスです。
そのストレスに柔軟に対応するには心の持ち方が一番大切なことです。
かれはこの本を読んでそれを学んだのです。


日本へ初めてヨガを伝えた中村天風

ヨガといえば世界中で大人気です。
コロナ禍の今、ユウチューブでリモートヨガをしている人も多いでしょう。
そのヨガでは心の持ち方をとても大切にしています。
中村天風氏はその「運命を拓く」の本のなかでこう言われています。

心が肉体に消極的に注がれると肉体本来の強さを発揮することができない。
したがって可能な限り、消極的な気持ちで肉体を考えないようにすることである。
心が積極的方向に動くのと、消極的方向に動くのとでは、天地の相違がある。
ヨガ哲学ではこれを、「心の思考が人生を創る」という。
たとえ人生に苦難や苦痛があろうとも、それを心の力で喜びと感謝に振り替えていくのである。
心が積極的になれば、振り替えることが出来るのである。
一言で言えば、
「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」

なかなか気持ちをパッと切り替えるのは難しいでしょうが、
何が起こっても、これは自分にとって必要で起こっているんだ、ととらえてありがたい、と感謝していると、
結果として全てがいい方向に向うと思います。

最後に

肩こりがキツイ人は、必ずと言っていいほど、いろいろなストレスに対しての考え方がマイナスになっていると思います。
例えば、雨が降ったらジメジメとうっとおしい。でもそれは恵みの雨でありがたい。
今はマスク着用が息苦しくうっとおしい。でもそれはマスクを外した時に空気のありがたみがわかり、
しみじみと深呼吸ができるのです。
そう考えていく習慣をつけていくと、ストレスも自分で解消でき、またどんどん元気になっていきます。

大阪市城東区関目の当鍼灸院では肩こりの治療はもちろん、心の持ち方や考え方も患者さんと一緒に考えていきたいと思っています。



参考文献
「運命を拓く」中村天風 講談社
「中村天風 運命を拓く 65の言葉」清水榮一 KKロングセラーズ
  





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